
歯周病ノートDirector's note
骨粗しょう症と歯科治療Note #7
「骨粗しょう症と歯科治療」近年よく聞かれる言葉です。
平均寿命がのび、人間が長生きすると、加齢による骨密度の低下により骨折しやすくなります。
それが原因で寝たきり、という事態を避けるため、高齢者の方々は骨密度を上げるために「ビスフォスフォターゼ製剤」を服用します。
これが歯科治療には問題で、特に抜歯やインプラント手術などの外科処置では、顎の骨が死んでしまう「顎骨壊死」という重篤な事態を引き起こします。
なぜ本来骨密度を上げる薬がこのような副作用を起こすのか、そのメカニズムははっきりしませんが、歯科治療を受ける方で骨粗しょう症の治療薬を服用している方は、必ず歯科医師に伝えて下さい。
院長 高橋純一(歯周病専門医・指導医)
専門医の当院にご相談ください。
