
歯周病ノートDirector's note
口内健康とからだの関係Note #5
先日、とある患者さんが内科からのご紹介で来院されました。
数ヶ月前から原因不明の倦怠感に襲われ、検査したものの特に悪いところは見当たらず、その割には、CRP(炎症指数)の値だけが高い状態がつづいていました。
調べたところ歯の根に大きな病巣があり、顎の骨まで悪い影響を与えてました。
状態が悪く保存不可能であったため、患者さんの同意を得て抜歯させていただいたところ、倦怠感も消失し、CRPの値も正常に下がってきたという事でした。
歯の病気が全身に悪い影響を及ぼしたひとつの例ですが、予防対策としては、お口の健康状態を定期的にチェックすることです。
院長 高橋純一(歯周病専門医・指導医)
専門医の当院にご相談ください。
