
歯周病ノートDirector's note
歯周病が肺炎を引き起こすNote #3
歯周病病原菌(歯周病を引き起こす細菌)が全身に及ぶ影響として、肺炎があります。
細菌が肺に住み着いてしまうと容易に駆除できません。
年齢の若いうちは症状は殆どでませんが、高齢になると生命まで脅かす重篤な肺炎を引き起こします。
中等度以上の歯周病に罹患している方は、ほぼ心臓の内膜や肺に歯周病病原菌が住み着いていると思ってよいでしょう。
治療法としては細菌検査を行い、特定の菌が検出された場合、抗菌剤で菌を駆除します。
近年ではニューキノロン系のシタフロキサシンのような歯周病病原菌に有効な抗菌剤が開発されています。
院長 高橋純一(歯周病専門医・指導医)
専門医の当院にご相談ください。
