根管治療ノート

渋谷区道玄坂の歯医者 高橋デンタルオフィス

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根管治療ノートDirector's note

Note #9

歯の健康のために歯の神経はできるだけ残したほうが良いと言われています。しかし虫歯が進行し、神経まで達してしまった場合は、取り除いたほうが歯のためには良いのです。

虫歯の細菌によって一度感染した神経は治ることはありません。初期症状として痛みを伴いますが(感染性歯髄炎)、やがて痛みを感じなくなります。これは神経が死んでしまったことによります(歯髄壊死)。

これを「治った」と勘違いして放置すると、やがて神経は腐敗します(歯髄壊疽)。根の中で増殖した細菌が根の先端から感染性の炎症を引き起こし強い痛み、腫れ、発熱が出現します。重篤な場合では骨膜炎や骨髄炎も併発します。

したがって感染して保存が不可能と診断された神経は早めに除去し、適正な根管治療を行う必要があります。

佐野陽祐(歯内療法専門医)

日本歯科医療評価機構
Features 歯周病、口腔外科(インプラント手術)それぞれの専門医が在籍し、高い技術によって、確実で安心、安全な治療をお約束します。