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Vol.95 歯の神経をとることについて、正しい知識

歯の健康のために歯の神経はできるだけ残したほうが良いと言われています。しかし虫歯が進行し、神経まで達してしまった場合は、取り除いたほうが歯のためには良いのです。

虫歯の細菌によって一度感染した神経は治ることはありません。初期症状として痛みを伴いますが(感染性歯髄炎)、やがて痛みを感じなくなります。これは神経が死んでしまったことによります(歯髄壊死)。

これを「治った」と勘違いして放置すると、やがて神経は腐敗します(歯髄壊疽)。根の中で増殖した細菌が根の先端から感染性の炎症を引き起こし強い痛み、腫れ、発熱が出現します。重篤な場合では骨膜炎や骨髄炎も併発します。

したがって感染して保存が不可能と診断された神経は早めに除去し、適正な根管治療を行う必要があります。

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感染の初期でごく一部の神経が感染したばあいはその部分だけを除去して神経を残す方法(歯髄切断療法)があります。これについてのメリット・デメリットは次回のコラムでお話します。

高橋デンタルオフィス 佐野陽祐医師(2022年4月)

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