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Vol.91 根管充填の成功率をあげるには<後編>

前編からの続きです。今回は海外で主流になっている成功率の高い根管充填の手技や材料についてお話しします。

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根管充填の成功率をあげるには<後編>

日々歯科材料は進歩し続けているのですが、日本国内では根管充填材料に関して劇的な変化を見せていませんでした。これは日本の薬事法(薬の認可)の制限の影響も多いです(最近だと新型コロナのワクチンなどでニュースになっていますね)。

ところが、海外では劇的な変化を見せていて、MTAやバイオ・セラミックスという生体適合性の良い材料を用いる方法が主流になりつつあります。

MTAやバイオ・セラミックスの主な特徴としては、固まる時に膨張する、持続的な消毒作用、生体適合性、がありますが最大のメリットが固まる時に膨張することです。煩雑な手技の圧をかける根管充填法は、根管シーラーが収縮するが故に行わなくてはならないのですが、根管シーラーが膨張するのであれば圧をかけなくて済みます。つまり安定した治療成果を得ることが出来ます。

日本にもMTAやバイオ・セラミックスの根管充填材は輸入されておりますが、保険制度や薬事法の関係で保険診療に用いることはできません。ですので、根管治療の成功率を高める為に用いるには自費診療にせざるを得ないのが現状です。

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高橋デンタルオフィス 佐野陽祐医師(2021年8月)

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