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Vol.81 大きい膿の袋があるから抜歯?(下)

前のコラムでも記載しましたが、膿の袋の原因は根の中の細菌です。かつ膿の袋は体の内(骨の中)にあり歯の根としか交通していません。つまり根の中の細菌を駆除してしまえば、膿の原因の供給が絶たれて、体が自然に治してくれます。

一方歯周病は体の外側、つまり細菌にさらされている環境になります。それは唾液の中の細菌が常に歯周ポケットに供給され続けるからです。原因が除去しきれない環境では体が自然に治してくれると言うことはありませんので、種々の歯周病の治療を行い、口腔内に介入することで、歯周病を治していく形になります。

比較をするため少し脱線しましたが、根の先に大きい膿の袋があるから抜歯というのは治癒機転を考えてもナンセンスです。大きい膿の袋は完治するまでに時間はかかります(長くて年単位)。治療自体は根の中の細菌を駆除(1-3回程度)し、仮歯をつけた状態で数ヶ月に一回レントゲン写真を取り経過観察を行う形になります。

それでも良くならない場合は、外科的な処置を検討する必要があるかもしれません。

どちらにせよ、自分の歯に勝るものはありません。安易に抜いてインプラントをするよりは、自分の歯をなるべく残したほうがいいのではないかと日々考えております。

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