院長コラム

渋谷区道玄坂の歯医者 高橋デンタルオフィス

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Vol.80 大きい膿の袋があるから抜歯?(上)

「このレントゲン写真見てください!これは膿が大きいので抜歯ですよね?」

新卒の後輩ドクターからよくこの類の質問を投げかけられます。

その度に、「膿の大きさは抜歯判定の基準に入らないよ?膿の原因と、治癒機転はわかる?」こんな意地悪な質問で返しています。(もちろん答えは教えますが(汗))

根の治療(歯内療法)において最も重要なのは診断です。その診断に基づいて我々歯科医師は治療を行うわけですが、歯内療法において抜歯の基準というのはある程度決まりがあります。

1、残存歯質量
  歯の頭が十分残っているか
2、歯根破折の有無
  歯の根が割れていないか
3、根尖孔外への感染物の溢出
  根の外側に細菌の巣があるか
4、患者の希望
  費用、治療期間などとの兼ね合い

上記のような条件で、治療を行えるかどうかを診断するわけですが、膿の袋の大きさは抜歯の診断項目にはいっていません。

これは膿の袋が体の中に起きていることで、かつ原因がはっきりしていることだからです。

次回へ続く

続く(Vol.81へ)

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